511形
昭和7年（1932年）モハ210型として製造された、京成独特の左右非対称車体を持つ車輌が前身の行商用車輌です。
戦災に遭い、車体を復旧させるにあたり、当時の国鉄63型に似せた車体を載せました。その後、他の210系が更新される中、この車輌は金属化から外され511に改番されました。
同時期に同タイプの車体に載せかえられたモハ512、クハ507と共に行商専用車輌として整備され、210は押上地下線への乗り入れに備え不燃化改造がされ、張り上げ屋根スタイルとなりました。
模型は切り妻故に工作はし易く、両運型なので1輌で楽しめる形式です。また、丸屋根にすることにより、地方私鉄風のフリーランスのベースとしても好適です。